これで完璧!フリーランスの手続き一覧
銀行口座を持っていない人はいないでしょうが、今までサラリーマンをやっていた人であれば給与の受取や支払いなど個人用の口座しか持っていないのではないでしょうか。これからフリーランスとして事業を始めるのであれば事業用の口座を開設した方が良いでしょう。確定申告の際も期首と期末の現金を記載する必要があるため、口座が分かれていないと面倒なことになります。事業に関する経費と個人的な生活費とを明確に分けるためにも必要なことです。
サラリーマン時代に確定拠出年金(401K)に加入していた人は切り替えが必要になります。もし解約したければこれを機に解約しても良いでしょう。ただ、国民年金だけでは将来が不安だという人は401Kを個人型に切り替えて運用し続けることも可能です。加入している金融機関のホームページなどを確認してみましょう。
さらに将来の不安を解消したい人は、小規模企業共済に加入するのもおすすめです。小規模企業共済とは、個人事業主向けに退職金を積み立てることができる制度です。20年以上加入していると掛け金以上のリターンがあるため非常にお得です。小規模企業共済は昭和40年に小規模企業共済法によって発足した公的な機関です。現在は、独立行政法人「中小企業基盤整備機構(中小機構)」が運営しており、全国で約147万人以上が加入しています。この制度は、会社の役員か、従業員が20人以下の個人事業主が加入できます。掛け金は千円から7万円まで500円単位で任意に決めることができます。また、いつでも減額や増額ができます。
なんといっても小規模企業共済は節税になるのが大きなメリットで、掛け金の全額が控除の対象となります。機構のホームページに加入シミュレーションが公開されていて試算することができます。一例でいうと、毎月1万円を掛け金として25年加入した場合、年間36,500円の節税となり、運用益が加わると廃業時に受け取る金額は、3,620,200円にもなります。節税効果と運用益の二重メリットがあるのです。また、実際に共済金を受け取る際も一括と分割が選べます。共済金は退職所得になるので大きな金額を受け取ると税金がかかりますが、分割で受け取ることで雑所得にして負担を軽くすることができます。加入中にもメリットがあり、なんらかの事情で資金が必要になった際に掛け金の範囲内で融資を受けることができます。通常の融資と違い、審査が早く必要なときにすぐに資金調達が可能です。
フリーランスの重要な手続きのひとつが年に一度の確定申告です。確定申告は所得税を納付するために必要な手続きです。給与所得であるサラリーマンは会社が源泉徴収と年末調整で所得税をまとめて納付してくれるので確定申告はしなくて良いですが、事業所得のフリーランスは自分で年間の所得税額を集計して申告しなければなりません。フリーランスの場合、会計ソフトに日々の事業収支を入力して、確定申告の書類を作成するのが一般的です。
詳細を見る退職してフリーランスになる場合、社内手続きや公的手続きに気を取られがちですが、名刺や印鑑などの準備も必要です。サラリーマンなら名刺は会社が用意してくれますが、フリーランスになったら自分で作らなければなりません。印鑑や銀行口座も個人用と事業用は分けた方が良いでしょう。これらはフリーランスになる前から準備を進められますので、時間を見つけて手続きをしておくと後が楽です。退職したらすぐに活動を開始できるように準備を進めましょう。
詳細を見るフリーランスになることを決めたら、すぐに退職して活動を開始したくなるかもしれません。ですが、フリーランスライフを成功させるためにも退職前にしっかり準備しておきたいことがありますのでいくつか紹介します。まず収入が不安定になりますので、一定期間は無収入でも食べていける程度の貯金はしておきましょう。フリーランスになると信用審査手続きが厳しくなることも想定して、クレジットカードは会社員の間に作っておくと良いでしょう。
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