これで完璧!フリーランスの手続き一覧
サラリーマンからフリーランスになるまでの手続きを「会社を辞めるとき」、「フリーランスとして働き始めるとき」、「フリーランスになった後」と3つのステップに分けて解説します。会社を辞めてフリーランスになろうとお考えのサラリーマンの方にはこれから必要になる手続きばかりです。ぜひ、一通りチェックしてみてください。
フリーランスに興味があるサラリーマンの方へ、まずは会社を辞めるときの退職フローと各種手続きから紹介します。当たり前ですが、フリーランスになるということは会社員という立場を離れるということです。退職すれば給料も保障もない生活が始まります。しばらくは無収入になることも想定しながら、会社員でいる間にできるだけの準備をしておくことが重要です。フリーランスになる覚悟と準備が整ったら、粛々と退職の手続きを進めましょう。
退職後は解放感で気が抜けてしまいがちですが、気合いを入れてフリーランスとして働き始めるための手続きを進めましょう。まず、健康保険や国民年金、開業届などの必ずやらなければならない手続きは退職後すぐに済ませてください。また、個人口座とは別の事業用口座も用意しましょう。その後、余裕が出てきたら小規模企業共済への加入や確定拠出年金の切り替えなどに着手します。名刺や印鑑などは、できれば退職前に準備しておくと良いでしょう。
フリーランスは、案件を探して獲得してくる営業活動、受注の際の業務委託契約手続き、毎月の請求書発行業務や入金確認、年に一度の確定申告と税金納付の手続きまで、ありとあらゆることを自分でやらなければなりません。案件獲得はエージェントを活用したり、確定申告は会計ソフトを使うなどして、本業以外の事務処理はできるだけ効率良く処理できるように環境を整えましょう。なにかの理由でフリーランスを辞める時には廃業届の手続きが必要です。
フリーランスとして独立する際、屋号は事業の顔となる重要な要素ですが、必須ではありません。屋号を付けることで得られる信頼性向上や覚えやすさのメリットと、手続きの複雑さというデメリットを比較検討することが大切です。屋号を決めた場合は、開業届への記載、銀行口座開設、印鑑作成、名刺への記載など複数の登録手続きが必要になります。また、事業の成長に合わせて屋号を変更することも可能ですが、その際も適切な手続きが求められます。
詳細を見る会社員からフリーランスへの転身を考えている方にとって、補助金制度は大きな支援となるでしょう。補助金は主に、事業再構築補助金や小規模事業者持続化補助金などが申請可能です。補助金を申請するにあたって、まずは補助金それぞれの概要や手続き、注意点のほか、補助金制度を利用する際のメリット・デメリットについてもしっかり把握しておく必要があります。ここで解説する内容に目を通し、自身の状況に最適な補助金制度を選択し、効果的に活用してください。
詳細を見るフリーランスの重要な手続きのひとつが年に一度の確定申告です。確定申告は所得税を納付するために必要な手続きです。給与所得であるサラリーマンは会社が源泉徴収と年末調整で所得税をまとめて納付してくれるので確定申告はしなくて良いですが、事業所得のフリーランスは自分で年間の所得税額を集計して申告しなければなりません。フリーランスの場合、会計ソフトに日々の事業収支を入力して、確定申告の書類を作成するのが一般的です。
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