これで完璧!フリーランスの手続き一覧
フリーランスとして仕事をした報酬は銀行振込によって受け取ることになります。どの銀行口座でも受け取ることはできますが、個人の口座で受け取ってしまうと個人的な支払いや貯金などと区別ができなくなり、確定申告時に売上のズレがでてしまったりと不都合が生じてしまいます。フリーランスとして仕事を受注する前に仕事用の口座を作っておくようにしましょう。なお、口座は屋号で開設できます。屋号で作っておけば仕事先にも事業用口座であることが伝わり信頼感が上がるでしょう。
銀行口座の開設もそうですが、事業を始めると印鑑を使う機会が少なくありません。クライアントと契約書を交わすこともあるでしょう。そうしたときに事業用の印鑑があると便利です。角印などは屋号で作ることも可能です。銀行印や丸印は氏名でも屋号でもかまいませんが、一般的には氏名で作成することが多いでしょう。
フリーランスとして事業を始めるとなるとクライアントや得意先と挨拶をする機会が増えます。自己アピールのためにも名刺を作っておくと良いでしょう。通常、名刺には屋号、氏名、職種、住所、電話番号、メールアドレスなどを記載します。なにか公的なルールがあるわけではないので、自由に記載して大丈夫です。デザイナーなどの仕事をする場合は、デザインにも気を配りましょう。名刺は自己紹介を簡単に行えるメリットがあります。ビジネスマンは時間に追われて忙しい人が多いです。長々と自己紹介をするような人は敬遠されてしまいます。自分の情報を簡潔に整理して相手に伝えるためにも名刺というツールを上手に活用しましょう。
名刺を自分で作るなら、ラベル屋さんがおすすめです。無料でダウンロードできるソフトを使って簡単にデザインすることができます。
文房具屋などで売っている用紙に自宅のプリンターで簡単に印刷できます。 |
相手との情報交換は名刺を交換するだけで簡単にできてしまいます。個人で事業をしているフリーランスにとって名刺は大切なツールです。大きな会社に勤めている人であれば、社名をいうだけでどんな仕事をしているのか、どれくらいの立場なのかが想像できますが、名もないフリーランスにとって、短時間で自分をアピールするためには名刺が必要不可欠です。また、日本のビジネスシーンにおいて名刺を持っていないということは誰からも相手にされないでしょう。名刺一枚で済む情報交換をわざわざ口頭で時間をかけて行うようでは取引先から信用してもらうことはできません。相手から仕事ができない人と見られてもおかしくはないのです。フリーランスとして活躍していくなら、サラリーマン時代よりももっと名刺を大切に扱うように気を付けましょう。
フリーランスとして独立する際、屋号は事業の顔となる重要な要素ですが、必須ではありません。屋号を付けることで得られる信頼性向上や覚えやすさのメリットと、手続きの複雑さというデメリットを比較検討することが大切です。屋号を決めた場合は、開業届への記載、銀行口座開設、印鑑作成、名刺への記載など複数の登録手続きが必要になります。また、事業の成長に合わせて屋号を変更することも可能ですが、その際も適切な手続きが求められます。
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会社員からフリーランスへの転身を考えている方にとって、補助金制度は大きな支援となるでしょう。補助金は主に、事業再構築補助金や小規模事業者持続化補助金などが申請可能です。補助金を申請するにあたって、まずは補助金それぞれの概要や手続き、注意点のほか、補助金制度を利用する際のメリット・デメリットについてもしっかり把握しておく必要があります。ここで解説する内容に目を通し、自身の状況に最適な補助金制度を選択し、効果的に活用してください。
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フリーランスの重要な手続きのひとつが年に一度の確定申告です。確定申告は所得税を納付するために必要な手続きです。給与所得であるサラリーマンは会社が源泉徴収と年末調整で所得税をまとめて納付してくれるので確定申告はしなくて良いですが、事業所得のフリーランスは自分で年間の所得税額を集計して申告しなければなりません。フリーランスの場合、会計ソフトに日々の事業収支を入力して、確定申告の書類を作成するのが一般的です。
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